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子どもの虫さされ薬の選び方|年齢別に薬剤師が解説【ステロイド使っていい?】

子どもの虫さされ薬の選び方|年齢別に薬剤師が解説【ステロイド使っていい?】

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この記事でわかること


子どもの虫さされが大人より辛い理由

虫に刺されると、皮膚の中に虫の唾液や毒が入り込みます。これに対して体が「異物だ!」と反応することで、かゆみや腫れが起きます。

大人は何度も虫に刺されるうちに慣れてきます。ところが小さな子どもは免疫の反応が強く、少し刺されただけでも大きく腫れることがあります。また、子どもの皮膚は大人より薄く、かゆみを感じやすい構造になっています。

さらに厄介なのが「かきこわし」です。かゆいと無意識にかいてしまい、皮膚に傷がついて細菌が入ると「とびひ(伝染性膿痂疹)」になることがあります。早めに薬でかゆみを抑えることが大切です。


市販薬で対応できる?受診が必要?

まず正直にお伝えします。原則は皮膚科か小児科への受診が安心です。

ただし、すべての虫さされで病院に行く必要があるかというと、そうではありません。症状が軽ければ市販薬で十分に対応できます。

市販薬で対応できる目安

すぐに受診が必要なサイン


年齢別の薬の選び方

薬を選ぶうえで一番大切なのが年齢です。特にステロイドは使える年齢に制限があるものがあります。

0歳〜1歳:ノンステロイドが基本

生後間もない赤ちゃんや1歳未満の乳児には、抗ヒスタミン薬のみを含む非ステロイド薬を使います。ステロイド成分が入った薬は、添付文書に「2歳未満は使用しないこと」と記載されているものが多いため、原則使用しません。

この時期は症状が強かったり、なかなか改善しない場合は皮膚科か小児科への受診をおすすめします。

2歳〜6歳:弱いステロイドが使えるようになる

2歳を過ぎると、弱いランク(ウィーク)のステロイドが使えるようになります。ただし長期・広範囲への使用は避け、短期間にとどめます。

まず抗ヒスタミン薬で様子を見て、かゆみや腫れが強い場合にウィークステロイドを追加する、という使い方が基本です。

7歳〜:ミディアムステロイドも選択肢に

症状によっては、より効果の強いミディアムランクのステロイドを使うことができます。ただし顔・首・デリケートゾーンへの使用は避けます。

ステロイドのランクについて詳しく知りたい方はこちら
[外用ステロイドの強さとランク【登録販売者試験対策】]


薬剤師が選ぶ市販薬3選

①レスタミンコーワ軟膏(ノンステロイド)

成分:ジフェンヒドラミン塩酸塩2%
対象年齢:乳幼児から使用可(ただし低月齢は医師・薬剤師に要相談)
特徴:抗ヒスタミン薬の外用薬です。ステロイドを含まないため、まず試してみたいときや、ステロイドを使いたくない場合に選びます。

💊 薬剤師のひとこと
実はわが家でも一番よく使っている薬です。子どもが軽く刺された程度であれば、これを早めに塗るだけで翌日には落ち着いていることが多いです。お守りとして常備しておくと安心です。

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②コートf ATクリーム(ウィークステロイド)

成分:プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル(PVA)+リドカイン+イソプロピルメチルフェノール配合
対象年齢:2歳から(乳幼児は医師・薬剤師に相談)
特徴:ウィークランクのアンテドラッグステロイドです。かゆみを抑えるリドカインと殺菌成分も配合されているため、かきこわしが心配なときにも使いやすい薬です。ノンステロイドだけでは効果が足りないときに追加します。

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③新リビメックスコーワクリーム(ミディアムステロイド)

成分:プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル(PVA)0.3%
対象年齢:目安1歳から(乳幼児は使用量・期間に注意)
特徴:ミディアムランクのアンテドラッグステロイドです。小児科や皮膚科でよく処方されるリドメックスクリームと同じ成分・同濃度のため、「病院でリドメックスをもらったことがある」というお母さんにはなじみのある薬だと思います。腫れやかゆみが強い場合に使います。

💊 薬剤師のひとこと
ミディアムとはいえ、顔や首など皮膚が薄い部位への使用は避けてください。体幹や手足に短期間使用するのが基本です。アンテドラッグ設計のため体内での副作用リスクが低く、子どもにも使いやすいステロイドです。数日使っても改善しない場合は受診を。

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年齢別おすすめ薬 早見表

年齢第一選択症状が強い場合
0〜1歳レスタミンコーワ軟膏受診推奨
2〜6歳レスタミンコーワ軟膏コートf ATクリーム
7歳〜レスタミンコーワ軟膏コートf ATクリーム or 新リビメックスコーワクリーム

市販薬を使うときの注意点

使う量と期間:ステロイドは「少量を短期間」が原則です。症状が改善したら使用をやめます。漫然と使い続けると皮膚が薄くなるなどの副作用が出ることがあります。

かきこわしを防ぐ:薬を塗ったあとも気になってかいてしまう場合は、ガーゼや絆創膏で保護する方法が有効です。

複数の薬を同時に使わない:抗ヒスタミン薬の内服薬(飲み薬)と外用薬を同時に使う場合は、成分の重複に注意が必要です。不安な場合は薬剤師に相談してください。


まとめ

子どもの虫さされは、症状の程度と年齢に合わせて薬を選ぶことが大切です。

ただし、全身症状・化膿・数日以上の悪化が見られる場合は迷わず受診してください。市販薬はあくまでも軽症のセルフケアに限って使うものです。

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