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登録販売者試験「第4章」の攻略法【薬機法・販売制度を薬剤師がわかりやすく解説】

登録販売者試験「第4章」の攻略法【薬機法・販売制度を薬剤師がわかりやすく解説】

この記事でわかること


第4章は「外国語」と思って取り組む

登録販売者試験で第3章(医薬品)の次に苦手な人が多いのが第4章(薬事関係法規・制度)です。

なぜ難しく感じるかというと、法律独特の言葉づかいや言い回しに慣れていないからです。内容の難易度が高いというより、「日本語なのに意味がわからない」という感覚に陥りやすい章です。

ポイントは「外国語を学ぶ感覚」で取り組むことです。最初はわからなくて当然。問題を解きながら言葉に慣れていく、というアプローチが合格への近道です。

薬剤師の視点から 薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)は、現場の薬剤師や登録販売者が実際に守る法律です。ドラッグストアで毎日行っている業務の根拠が全部ここにあります。「勉強のための法律」ではなく「仕事の根拠」として読むと、意外とスッと入ってくることがあります。


第4章の出題構成

第4章は全120問中20問(約17%)の出題です。主な出題テーマは以下の通りです。

テーマ概要
薬機法の目的・定義第1条の穴埋め・医薬品の定義
医薬品の分類要指導医薬品・第1〜3類医薬品の違い
販売業の許可薬局・店舗販売業・配置販売業の違い
リスク区分別の販売ルール各類の販売方法・情報提供義務
添付文書・表示記載事項・禁止事項
行政の処分・監視改善命令・業務停止命令の対象と権限者
医薬部外品・化粧品定義と医薬品との違い

頻出テーマと覚えるポイント

① 薬機法第1条(目的)の穴埋め

第4章で必ず出るのが薬機法第1条の穴埋め問題です。キーワードをそのまま覚えておく必要があります。

薬機法の目的(重要キーワード):

試験では一部の言葉を別の言葉に入れ替えた正誤問題が出ます。「品質」「有効性」「安全性」の3つをセットで覚えておきましょう。


② 医薬品のリスク区分と販売ルール

登録販売者試験の核心とも言えるテーマです。第1類・第2類・第3類・要指導医薬品の違いを正確に整理してください。

区分販売できる人情報提供特記事項
要指導医薬品薬剤師のみ義務(対面)使用者本人への販売のみ
第1類医薬品薬剤師のみ義務販売記録の作成・保存義務
第2類医薬品薬剤師・登録販売者努力義務販売記録は努力義務
指定第2類医薬品薬剤師・登録販売者努力義務禁忌確認を促す掲示・表示が義務
第3類医薬品薬剤師・登録販売者規定なし販売記録は努力義務

登録販売者が販売できるのは第2類・第3類のみという点は絶対に覚えてください。


③ 許可権者の混同に注意(最頻出の引っかけ)

第4章で最も多い引っかけパターンが**「厚生労働大臣」と「都道府県知事」の入れ替え**です。

都道府県知事が許可・処分するもの:

厚生労働大臣が関与するもの:

「店舗に関することは都道府県知事」と大まかに覚えておくと、引っかけを見破りやすくなります。


④ 「製造販売業者」と「製造業者」の違い

似ている言葉ですが、試験では明確に区別して問われます。

添付文書の責任や副作用報告の義務は「製造販売業者」に課されている点を覚えておきましょう。


⑤ 医薬部外品・化粧品の定義

医薬品との違いが毎年出題されます。

区分特徴
医薬品疾病の診断・治療・予防を目的とする
医薬部外品人体に対する作用が緩和。効能効果の表示が認められる
化粧品人体を清潔にし、美化・魅力を増す目的。医薬品的効能効果は表示不可

よく出る引っかけ: 「化粧品は医薬品的な効能効果を表示できる」→ ✗(できない)


⑥ 行政の処分権限

改善命令・業務停止命令・廃棄命令などの処分について、「誰が」「何に対して」行うかが問われます。

「都道府県知事は小売店向け、厚生労働大臣はメーカー向け」と大まかに整理すると覚えやすいです。


第4章の苦手意識を克服する3つのコツ

① テキストを読むより問題を解く

第4章は特に「読んだ気になっている」が「実際には解けない」という状態に陥りやすい章です。テキストを1回読んだらすぐ問題を解き始めてください。問題の中で「どこが引っかけか」を体験することが最速の攻略法です。

② 引っかけパターンを記録する

間違えた問題は「なぜ間違えたか」を書き留めておきましょう。第4章の引っかけパターンは繰り返し出てきます。「また厚生労働大臣と都道府県知事の入れ替えだ」と気づけるようになれば、得点が安定します。

③ 法律の文章を「普通の日本語」に変換する練習

「都道府県知事は、薬局開設者に対し、その施設の構造設備が基準に適合しない場合には、その構造設備の整備を命ずることができる」

→「都道府県知事は、条件を満たしていない薬局に対して『直しなさい』と言える」

このように自分の言葉に置き換えることで、長文でも意味が取れるようになります。


第4章の目標得点と勉強時間の目安

項目目安
目標得点14〜16問以上(70〜80%)
勉強時間の目安全体の15〜20%
開始タイミング第3章の途中〜後半に並行して

第4章は第3章と並行して進めるのが効率的です。第3章だけに集中していると第4章の勉強が後回しになりがちで、直前に慌てることになります。


まとめ

第4章攻略のポイントをまとめます。

ポイント内容
苦手の原因法律言葉に慣れていないだけ
最頻出の引っかけ厚生労働大臣と都道府県知事の入れ替え
覚え方テキストより問題で「慣れる」
目標得点70〜80%(14〜16問)
勉強タイミング第3章と並行して進める

第4章は慣れるまでは難しく感じますが、引っかけパターンを覚えてしまえば安定して得点できる章です。過去問を繰り返して「パターン認識」を鍛えていきましょう。

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著者について

現役薬剤師・調剤薬局長(薬剤師歴18年)が監修。薬機法は現場で毎日関わる法律として、実務に基づいた視点で解説しています。

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