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登録販売者試験「第3章」の攻略法【薬剤師が教える合格への最短ルート】

登録販売者試験「第3章」の攻略法【薬剤師が教える合格への最短ルート】

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この記事でわかること


第3章は「量」ではなく「順番」で攻略する

登録販売者試験の受験者が最も苦戦するのが第3章「主な医薬品とその作用」です。

全120問中40問(約33%)を占める最重要科目で、かぜ薬・鎮痛薬・胃腸薬・漢方薬など、幅広い医薬品の成分名と作用を覚える必要があります。

難しいのは「量が多い」からだけではありません。**「どこから手をつければいいかわからない」**まま勉強を始めてしまうことが、挫折の一番の原因です。

第3章は、正しい順番と方法で取り組めば必ず攻略できます。

薬剤師の視点から 薬剤師国家試験でも同じですが、医薬品の成分名は「丸暗記」しようとすると必ず行き詰まります。成分名には法則があります。例えば「〜フェナジン」「〜ジン」という語尾を持つ成分は抗ヒスタミン薬が多い、「〜テイン」がつく成分はキサンチン系が多い、といった具合です。語尾のパターンを意識するだけで、記憶の定着が全然違います。現場でも毎日触れているので実感しています。


第3章の出題構成を把握する

まず第3章で何が出るかを整理しておきましょう。

カテゴリ主な内容
かぜ薬・解熱鎮痛薬解熱成分・抗ヒスタミン成分・鎮咳成分など
胃腸薬・整腸薬制酸成分・消化酵素・生薬成分など
鎮咳去痰薬鎮咳成分・去痰成分・気管支拡張成分
内服アレルギー用薬抗ヒスタミン成分・抗炎症成分
眼科用薬・鼻炎薬充血除去成分・抗炎症成分
皮膚薬・外用薬殺菌消毒成分・ステロイド成分
漢方処方製剤・生薬漢方薬の適応・構成生薬
その他禁煙補助剤・ビタミン剤・検査薬など

これだけ見ると多く感じますが、成分名には共通パターンがあるので、グループごとにまとめて覚えるのが効率的です。


成分名を効率よく覚える3つのコツ

コツ① 語尾・語頭のパターンを覚える

成分名には共通する語尾・語頭のパターンがあります。これを知っているだけで、見慣れない成分名でも「どの種類の薬か」が推測できます。

パターン主な薬効
〜ミン(クロルフェニラミン等)抗ヒスタミン薬
〜テイン(テオフィリン等)キサンチン系・気管支拡張
〜フェン(イブプロフェン等)解熱鎮痛薬
カフェイン系中枢興奮・解熱鎮痛補助
〜コール(メントール等)清涼感・局所作用

全部覚えようとしなくて大丈夫です。 よく出るパターンを5〜10個把握するだけで、試験での「なんとなく感」がなくなります。

コツ② カテゴリ(薬の種類)ごとに小分けにして覚える

「第3章を一気にやろう」は失敗の原因です。

「今日はかぜ薬だけ」「今日は胃腸薬だけ」と範囲を決めて、1カテゴリずつ丁寧に攻略する方が記憶に残ります。

1カテゴリを終えたら必ずその範囲の過去問を解く、というサイクルを繰り返すのが最短ルートです。

コツ③ 実際のドラッグストアの薬で確認する

成分名をテキストで眺めているだけでは、なかなかイメージが掴めません。

ドラッグストアで実際の市販薬のパッケージを手に取り、成分表示を確認してみましょう。「ロキソニンSにはロキソプロフェンが入っている」「パブロンにはアセトアミノフェンが入っている」といった具合に、実物と成分名がつながると記憶が定着しやすくなります。

薬剤師や登録販売者として実際に働いている人が試験勉強で有利なのは、この「実物との接点」があるからです。


漢方・生薬対策

第3章の中でも特に苦手な人が多いのが漢方と生薬です。漢字・読み方・適応証(体質)・構成生薬と覚えることが多く、「ここだけで時間を使いすぎた」という声をよく聞きます。

「漢方は捨ててもいい」は古い情報

以前は「漢方は捨てても合格できる」という話がありましたが、これは古い情報です。近年の試験では漢方・生薬の出題数が増加傾向にあり、年度・地域によっては第3章の40問中10問以上が漢方関連というケースもあります。捨て科目にすると足切りのリスクが上がります。

漢方攻略の基本方針

漢方は「全部覚えようとしない」ことが大切です。試験でよく出る漢方処方は決まっています。まずは頻出の10〜15処方を確実に押さえることを優先しましょう。

頻出漢方の例:

漢方名証(体質)よく出るポイント
葛根湯体力中等度以上マオウ含む・かぜの初期
小青竜湯体力中等度以下アレルギー性鼻炎・マオウ含む
防風通聖散体力充実肥満・ダイオウ・マオウ含む
防己黄耆湯体力中等度以下水太り・マオウ含まない
大黄甘草湯記載なし便秘・ダイオウ含む
麦門冬湯体力中等度以下咳・マオウ含まない

生薬は「含む・含まない」で整理する

試験でよく問われるのが「マオウ(麻黄)を含むか」「ダイオウ(大黄)を含むか」「カンゾウ(甘草)を含むか」という問題です。

この「含む・含まない」の整理表を自分で作ると、試験本番で役立ちます。


やってはいけない勉強法

① 第3章を後回しにする

「難しいから最後に」は最悪の選択です。第3章は勉強時間の40%以上を使う必要があり、後回しにすると時間切れになります。第3章から始めるのが鉄則です。

② テキストを何度も読み返すだけ

「読んだ気になる」だけでは試験で点は取れません。読んだらすぐ問題を解く、間違えたらテキストに戻る、このサイクルを徹底してください。

③ 全成分を完璧に覚えようとする

第3章の全成分を完璧に覚えようとすると必ず挫折します。「頻出の成分をしっかり覚える」「あまり出ない成分は消去法で対応する」という割り切りが必要です。


第3章におすすめの教材

メインテキストと一緒に使うサブ教材

全章網羅型のテキストで一通り学んだ後、第3章の得点が伸び悩んでいる場合は、第3章特化の教材を追加するのが効果的です。

医薬品暗記帳 第3章徹底攻略 第2版(村松早織)

第3章専用の暗記帳です。付属の赤シートで成分名・作用・副作用を繰り返し確認できる構成で、「覚えたつもりで実は覚えていない」状態を防ぎやすくなっています。配合剤で同じ成分が複数の薬に登場する混乱も整理されており、第3章対策の定番教材です。

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登録販売者試験 出題データから見えた!生薬・漢方の鉄則 テキスト&厳選過去問

漢方・生薬が特に苦手な人向けの特化教材です。出題データを分析して頻出の漢方処方を厳選しており、「どの漢方が出やすいか」が明確になっています。漢方で点を落としたくない人の補強教材として使えます。

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無料で使える練習問題

当サイトでも第3章の練習問題を無料で公開しています。カテゴリ別に繰り返し解くことができるので、テキスト学習と並行して活用してみてください。

👉 第3章の練習問題はこちら


第3章の勉強スケジュール目安

3ヶ月で合格を目指す場合の第3章の時間配分目安です。

期間やること
1ヶ月目前半かぜ薬・解熱鎮痛薬・胃腸薬を集中攻略
1ヶ月目後半鎮咳去痰薬・アレルギー用薬・皮膚薬
2ヶ月目前半漢方・生薬の頻出処方を集中攻略
2ヶ月目後半第3章全体を過去問で総復習
3ヶ月目弱点だけ集中して仕上げ

第3章に全勉強時間の約40%を投資するつもりで取り組むのが合格への近道です。


まとめ

第3章攻略のポイントをまとめます。

ポイント内容
始める順番第3章から始める(後回し厳禁)
覚え方語尾パターン・カテゴリ別・実物確認
漢方対策頻出10〜15処方を確実に・含む含まないで整理
時間配分全体の40%を第3章に集中投資
教材メインテキスト+第3章特化サブ教材

第3章は確かに大変ですが、攻略法さえ知っていれば必ず得点できる科目です。成分名の語尾パターンを意識しながら、カテゴリ別に一つずつ丁寧に積み上げていきましょう。

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著者について

現役薬剤師・調剤薬局長(薬剤師歴18年)が監修。登録販売者と共に現場で働いてきた経験と、医薬品に関する専門知識をもとに情報を提供しています。

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