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登録販売者試験に落ちたらやること5選【薬剤師が教えるリベンジ合格法】

登録販売者試験に落ちたらやること5選【薬剤師が教えるリベンジ合格法】

この記事でわかること


落ちたことは、次に活かせる情報になる

登録販売者試験に落ちてしまったとき、まず感じるのは落胆と焦りだと思います。でも、一度受験した経験は無駄ではありません。

一度受けているということは、試験の雰囲気・時間配分・自分の弱点がすでにわかっているということです。初めて受ける人よりも、スタート地点がずっと有利です。

冷静に「なぜ落ちたか」を分析して、次の試験に向けて動き出しましょう。


まずやること① 自分の点数と不合格の原因を確認する

試験が終わったら、まず自己採点をして点数を確認しましょう。

登録販売者試験の合格基準は2つあります。

基準内容
総合点120問中84点以上(正答率70%以上)
足切り各章ごとに正答率3.5割〜4割以上(都道府県によって異なる)

この2つを両方クリアしないと合格できません。

よくある不合格パターンは大きく2つに分かれます。

パターン①:総合点が足りなかった → 全体的に勉強量が不足していた可能性が高い。勉強時間の確保と過去問演習の量が課題。

パターン②:足切りに引っかかった → 特定の章だけ極端に点数が低かった。「第3章が苦手だから後回し」にしていた人に多い失敗パターン。

薬剤師の視点から 調剤薬局で登録販売者と一緒に働いていると、「第3章の漢方と成分名で詰まった」という声をよく聞きます。第3章は全120問中40問と最も出題数が多く、しかも覚えることが膨大です。ここが弱いまま試験に臨むと、総合点は届いても足切りにかかるケースがあります。


まずやること② 今年度の試験日程を今すぐ確認する

登録販売者試験は都道府県ごとに年1回、例年8月〜12月に実施されます。

令和8年度(2026年度)の試験は、早い地域では2026年8月から始まります。

願書の受付期間は非常に短く、約2週間で締め切られる都道府県もあります。「気づいたら願書受付が終わっていた」という失敗が意外と多いです。 今すぐ自分の受験地域の試験日程を確認して、スケジュールを把握しておきましょう。

受験地域の公式サイト(各都道府県の保健福祉局や薬務課)で確認できます。


まずやること③ 勉強法を見直す

不合格になった人の多くは、勉強の「方向」が間違っています。量の問題だけではありません。

やってはいけない勉強法

テキストをノートに写す 時間がかかる割に、実力はほとんど上がりません。写経と勉強は別物です。テキストを読む時間があるなら、1問でも問題を解く方が得点力がつきます。

テキストを読み返すだけ 「理解した気になっている」状態と「実際に問題が解ける」状態は全く別物です。読むだけでは試験で点が取れません。

第3章を後回しにする 第3章は全体の約33%を占める最重要科目です。後回しにすると時間切れになるリスクが高く、足切りの原因にもなります。

正しい勉強の流れ

  1. テキストをざっと1周読む(完璧に覚えようとしない)
  2. すぐに過去問を解く(正解・不正解より「なぜその答えか」を意識する)
  3. 間違えた問題をテキストで確認(これを繰り返す)
  4. 弱点分野の過去問を集中的に解く
  5. 試験1ヶ月前から全体を仕上げる

勉強の順番は第3章から始めるのが鉄則です。第3章は範囲が広く記憶から抜け落ちやすいため、早めに着手して何度も繰り返す必要があります。


まずやること④ 足切り対策を最優先にする

リベンジ受験で特に意識してほしいのが「足切り対策」です。

前回の試験で、ある章だけ点数が低かった人は要注意です。総合点では合格ラインに届いていても、1章でも基準を下回ると不合格になります。

各章の足切りラインの目安(都道府県によって異なります):

問題数足切りライン(3.5割の場合)足切りライン(4割の場合)
第1章20問7問以上8問以上
第2章20問7問以上8問以上
第3章40問14問以上16問以上
第4章20問7問以上8問以上
第5章20問7問以上8問以上

自分の受験地域が3.5割か4割かは、各都道府県の試験要項で確認してください。

前回の得点を章ごとに振り返って、足切りに近かった章を重点的に対策しましょう。


まずやること⑤ 教材・学習方法を見直す

前回と全く同じ方法で再受験しても、結果が変わらない可能性があります。うまくいかなかった部分を変えることが大切です。

独学で再受験する場合

過去問集を1冊追加するだけでも効果があります。前回使っていなかった問題集を使うことで、新しい問題パターンに触れることができます。

おすすめ過去問集(2026年版)

👉 過去問集の詳しい比較はこちら:登録販売者試験の過去問おすすめ5選

独学に限界を感じたら通信講座を検討する

「独学でやっているけどなかなか続かない」「第3章だけどうしても覚えられない」という場合は、通信講座の活用も選択肢のひとつです。

通信講座のメリットは、スキマ時間に動画で学べること、わからない部分を質問できること、学習スケジュールが組まれているので迷わず進められることです。


再受験までのスケジュール目安

令和8年度(2026年度)試験を受ける場合、今からでも十分間に合います。

時期やること
今すぐ試験日程確認・原因分析・教材選び
〜2ヶ月前第3章を中心にテキスト学習+過去問演習
〜1ヶ月前全章の過去問を解いて弱点をつぶす
試験2週間前苦手な章だけ集中復習・時間を計って模擬試験
試験直前新しい知識は入れない・今まで覚えたことを確認する

薬剤師の視点から 登録販売者試験は、勉強さえすれば必ず合格できる試験です。難易度が高い試験ではありませんが、範囲が広いため「なんとなく勉強した気になっている」だけでは得点できません。リベンジの人は一度試験を経験しているアドバンテージがあります。「どこで点を落としたか」を正確に把握して、そこに集中するのが最も効率的な対策です。


まとめ

登録販売者試験に落ちたらやること5つをまとめます。

やることポイント
① 点数と原因を確認する総合点不足か足切りかを見極める
② 試験日程を確認する願書受付期間を見逃さない
③ 勉強法を見直す過去問演習中心に切り替える
④ 足切り対策を最優先にする章ごとの得点を均等に確保する
⑤ 教材・学習方法を見直す同じ方法を繰り返さない

一度落ちた経験は、次の合格に向けた大きな財産です。原因を分析して、戦略を変えて、今度こそ合格をつかみましょう。


著者について

現役薬剤師・調剤薬局長(薬剤師歴18年)が監修。登録販売者と共に現場で働いてきた経験をもとに、実践的な情報を提供しています。

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