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登録販売者試験の受験資格と申し込み方法【2026年度版・薬剤師が手順を解説】

登録販売者試験の受験資格と申し込み方法【2026年度版・薬剤師が手順を解説】

この記事でわかること


結論:受験資格は一切ありません

登録販売者試験は、年齢・学歴・実務経験を問わず、誰でも受験できます。

以前は「一般用医薬品の販売等に関する実務経験1年以上」などの受験資格が必要でした。しかし2015年度(平成27年度)の法改正以降、受験資格の要件が完全に撤廃されました。

つまり現在は:

これだけ間口の広い国家資格は珍しく、主婦・社会人・学生・転職希望者など、あらゆる立場の人が受験しています。

薬剤師の視点から 調剤薬局でも「子育てが落ち着いたタイミングで受験した」という40〜50代のスタッフと一緒に働いています。薬剤師国家試験は薬学部6年間の修了が必要ですが、登録販売者試験は勉強さえすれば誰でもチャレンジできる点が大きな強みです。


試験の基本情報

項目内容
実施頻度年1回(都道府県ごと)
試験時期例年8月〜12月
試験形式マークシート方式・120問
試験時間午前120分+午後120分(計240分)
合格基準総合70%以上かつ各章35〜40%以上
受験料約12,800〜18,100円(都道府県により異なる)

申し込みの流れ

STEP 1:自分の受験地域と試験日程を確認する

登録販売者試験は都道府県ごとに年1回実施され、試験日・申し込み期間・受験料がすべて異なります。まず自分が受験する都道府県の公式サイトで日程を確認してください。

確認先: 受験予定の都道府県の保健福祉局・薬務課の公式サイト

令和8年度(2026年度)の試験は、早い地域では8月下旬から始まります。埼玉県の場合、出願期間は5月18日〜5月29日と発表されています(約2週間)。他の地域も同様に短い期間が多いため、早めに確認しておきましょう。

重要: 自分が住んでいる都道府県以外でも受験できます。試験日が遅い地域を選ぶことで勉強期間を延ばすことも可能です。


STEP 2:願書を入手する

願書(受験申請書)の入手方法は都道府県によって異なります。主な方法は以下の通りです。

窓口で受け取る 各都道府県の保健所・薬務課などで配布されます。直接取りに行く方法です。

郵送で請求する 返信用封筒(切手貼付・住所記入済み)を送って取り寄せる方法です。締め切りギリギリに請求すると間に合わない場合があるため、早めに動きましょう。

インターネットでダウンロード 都道府県によってはPDFをダウンロードして印刷する方法も使えます。近年は電子申請(オンライン申請)に対応している地域も増えています。神奈川県は令和7年度からオンライン申請に完全移行しています。


STEP 3:必要書類を準備する

提出書類は都道府県によって異なりますが、一般的に必要なものは以下です。

注意: 「収入証紙」と「収入印紙」は別物です。多くの都道府県は「県発行の収入証紙」を使用します。コンビニでは買えないことが多く、銀行や警察署内の販売所で購入します。事前に各都道府県の要項を確認してください。


STEP 4:願書を提出する

郵送で提出する場合: 普通郵便(ポスト投函)は厳禁です。万が一郵便事故が起きた場合に証拠が残らず、受験機会を失うリスクがあります。必ず簡易書留または特定記録郵便で郵送してください。

提出期限: 消印有効か必着かを必ず確認してください。都道府県によって異なります。


STEP 5:受験票を受け取る

願書提出後、受験票が郵送で届きます。試験実施日の2週間前になっても受験票が届かない場合は、速やかに各都道府県の担当窓口に問い合わせてください。

受験票は試験当日に必要です。届いたら大切に保管してください。


申し込みでよくある失敗

❌ 願書の受付期間を過ぎてしまった

試験の約2ヶ月前に願書受付が始まり、期間は2週間程度しかない都道府県も多いです。「そろそろかな」と思ったときにはもう締め切られていた、というケースが毎年あります。今すぐ自分の受験地域の日程をカレンダーに入れておきましょう。

❌ 証明写真のサイズが規定外だった

都道府県によって規定サイズが異なります。願書に記載されているサイズを確認してから撮影・印刷してください。

❌ 収入証紙を間違えた

「収入印紙」(郵便局で買える国のもの)と「収入証紙」(都道府県発行)は別物です。間違えると受付されない場合があります。

❌ 普通郵便で送ってしまった

郵便事故のリスクがあります。必ず追跡可能な方法(簡易書留等)で送ってください。

❌ マンション名を省略して住所を書いた

受験票が届かないトラブルの原因になります。住所は省略せず正確に記入してください。


合格後にやること:販売従事登録申請

試験に合格しても、それだけでは登録販売者として働くことはできません。合格後は**「販売従事登録申請」**が必要です。

販売従事登録は、実際に働く店舗(薬局・ドラッグストア等)が所在する都道府県で申請します。受験した都道府県ではなく、勤務先のある都道府県で手続きすることに注意してください。


まとめ

登録販売者試験の申し込みポイントをまとめます。

ポイント内容
受験資格一切なし(学歴・年齢・経験不問)
申し込み時期試験の約2ヶ月前(期間は約2週間)
願書入手窓口・郵送・ネット(地域によって異なる)
注意点収入証紙の種類・郵送方法・写真サイズ
他県受験可能(試験日の遅い地域を選ぶことも戦略)

まず今すぐ自分の受験地域の試験日程を確認して、願書受付期間をカレンダーに入れてください。準備を早めるほど、勉強に集中できる時間が増えます。

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著者について

現役薬剤師・調剤薬局長(薬剤師歴18年)が監修。登録販売者と共に現場で働いてきた経験をもとに、正確な試験情報を提供しています。

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